Digital signage

デジタルサイネージ

デジタルサイネージは、最初、正直あまり関心がなかった。

 

そこに、ある日、ふと知人のかつて同業の会社を営んでいたA氏が会社にやって来た。聞くと、ある会津の企業の社長さんがロードサイド型サイネージを広告メディアとしてビジネスとして採算取れるものにできるかどうか、技術に明るいA氏に、そのビジネス提案をしている首都圏企業がプレゼンに来るので同席して欲しいと頼まれたということだった。そのような話を聞く中で、むくむくとサイネージに関する関心が湧いた。

 

まあ、私の悪い癖でもあり、良い所なのかも知れないが新しいメディア系のネタで「面白い」と感じるとディープに調べたり、追求を始めてしまう。そんなことが2009年の暮れにあって、2010年の正月休み明け、早々に業界大手の会社に連絡し資料をいただいたり、面談して話を聞いたりした。

参考書として『デジタルサイネージ革命』(中村伊知哉・石戸奈々子著)を買って読んだ。

これは、シンプルに書かれてあって、事例も多く取材されてあり、デジタルサイネージの持つ可能性と広がりを概観するにはとても良い参考書であった。

 

自分の住まう郡山市の街に出てはサイネージがどの程度世の中に置かれていたり、活用されているのか?出歩いてみた。それを探す目線でSCとかに行くと、ああ、結構あるある。

 

世の中、ある種サイネージ的なものが色々な所に顔をのぞかせていた。

 

いわき市では、それを知っている会社がビジネスとしてサービスインしていたりして「おおっ」と思ったり、単に知らないだけ、気づかないだけだった。

 

デジタルサイネージを提案すると面白そうな企業さんもおられたりしたので、まずはとっかかりの提案企画としてあれこれ考える日々を過ごした。 

そうこうする内に営業のある課で日本サムソンの「ハルヱとケイジ」を開拓営業のアイテムとして仕入れて営業活動で扱うという流れになった。

 

サイネージを営業で扱うことにもなったので、一つ一つの商談を拾うのは大切だが、もう一方で、あるエリアなり、FCなり、SCなりの多くの場所にサイネージが設置されなければ「メディア」にはなりえない。

 

メディアとしてのサイネージの可能性を模索してみたい私として、郡山商工会議所でお世話になっている内藤副会頭が会長を務めておられる「郡山高度情報化シ ステム研究会」の中にデジタルサイネージ研究委員会という小委員会を設置していただき、郡山市との連携も視野に入れた研究会の中でのテーマとして取り組む ことにした。

 

そんなこんなで2010年11月に以下のようなセミナーで一般の方にも知っていただくための機会などを作りつつ、活動している。

 

セミナー「デジタルサイネージは街を変えるか―中心市街地に新たな息吹を」

http://koriyama-info.jimdo.com/

 

 

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