ジョブズが死んだ日に

ジョブズが死んじまったよ…。

 

2011.10.05 スティーブジョブズ逝く。

 

あなたの生み出した、Appleが、Macintoshがなければ、今の自分はいない。

師匠がMacintosh SEを見せてくれなきゃ、今の自分はいない。

 

Mac Paintがあった。

HyperCardがあった。

 

SEのあの小さい画面でデザインしようとしていたんだよ。

モノクロの画面で。

 

でもカラーでなくても、良かったんだ。

だって当時は、色指定はデザイナーの想像力のうちで指定していたから

FreehandをSEで動かして、モノクロ画面に色指定していた。

 

オブジェクト指向って考え方があることを知った。

 

ウォズとか、アラン・ケイとか、Appleを取り巻く連中の思考や

Desk top Publishingというコンセプトや

WYSIWIGとか、Appleが生み出したものから、たくさんの事を学んだ。

 

理系じゃない人間でも、コンピュータってやつを触ろうと思わせてくれた。

 

エディトリアルデザインってロジカルな部分があるけど、

それでもデザインをコンピュータで生み出すようになるとは1985年以前には

誰も考えてもいなかっただろう。

 

禅に関心をもっていたあなたが、日本に来て、漢字をみて象形文字かつ

表意文字であることを知って、アイコンのアイデアを得たとか

東洋の知と西洋の知の交差点にいた、あなただから着想しえた様々なこと。

 

本を生み出すツールになるものを生み出したあなたが、

本そのものとしてのiPadも生み出した。

 

デザイン~写植~印刷という作り手の業界を変え

著者~版元~読者という出版の在り方そのものを変えつつある。

 

あなたの着想が革新をもたらし、業態に変化をもたらす。

業態の内にある人は、業態を変えられず、

外側にいる、あなただから、それを変えてしまうことができた。

 

横断的で越境的で、革新的であることは、そうそうできない。

それをあなたは、安々とやってのける。

 

そのクレイジーな確信は、どこから来るのか。

いつか、あなたの生み出したモノとアイデアを超えるプロダクツは

やってくるのだろうか?

 

デザイン、音楽、アート、出版、電子書籍。

 

いずれもコンピュータの外にあると思われた、極めてソフトで、感覚的な、

それらの領域で使えるツールを生み出したあなたの不在は寂しい。

 

だけど、あなたの生み出したモノやコンセプトやサービスを

知る私たちだから、あなたを証する、それらを語り継ごう。

Clip to Evernote

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    Isiah (日曜日, 22 7月 2012 04:56)

    I was looking for something similar, I am very grateful you have shared this subject

  • #2

    vas 5054 (月曜日, 29 10月 2012 12:12)

    Grâce aux outils de reprogrammation ECU, les voitures peuvent obtenir une meilleure performance, en même temps csh