皆さん、長らくご無沙汰しておりました。

震災後のバタバタとか、後片付け等々もありましたが、ここしばらく更新できずにいたのは震災の影響で開発作業が中断してしまっていた、PCで読める電子書籍の開発案件にこの数週間、没頭していたからです。

PCで読める電子書籍って、どんな感じ？

というのをつかんでいただくために下の画像は、その電子書籍の買い方、読み方ガイドです。

この画像の真ん中あたりにカーソルを持って行くと「フルスクリーン表示はここをクリック」と表示されますので、クリックしてみてください。すると全画面表示でお読みいただけます。

まあ、これを読者だけに見ていただけるように購入者のみにセキュリティ認証して読んでいただけるようにしたものと理解していただければ。

詳しい、使い方や、こんな事ができますはこちらに書いています。

昨年から、このサイトのPROJECTページでのご報告にありますようにiPhone/iPadで読む電子書籍制作と販売に関わってきておりました。iPadの発売が昨年の5月28日ですから、まだ1年経っておりません。

昨年から3冊刊行して、相応の反響はあったものの、Gentle music magazineのコンセプトは70-80年代に活躍したアーティストを、今50-40代頃の大人の方が若い頃聞いていて、今も好き。といった息の長いアーティストたちをインタビューする電子書籍マガジン。

なので決して新しいデバイス好きな方達ばかりでなく、普通にパソコンでWeb位は見ている。という方々。

そういう意味では、潜在的に読みたい層はいても、iPhoneやiPadを買ってまで読む、というほどではないという方々からすると、パソコンで読めるものは無いの？という問い合わせが多かったのはうなずけることです。

また、コンテンツホルダーの方からしても、Appleに30％、中間のオーサリング系システム会社にレベニューシェア（成功報酬）で10％～といった費用を持っていかれると手元に残るのは60％以下。

それでは、低価格化しているAppStoreのマーケットで電子書籍をそれなりの本数、売らないと採算ラインには乗りにくい。Gentle music magazineは350円位の値付けでした。

そこで、1人に1台PCというレベルの普及台数になっているパソコンで読めて、だけど不正コピーで廻されないようにする方法、著作物を保護するセキュリティの確保が最大の課題でした。

調べると色々な仕組みが各社から出ていましたが、それらを採用すると、相当に高い初期費用ないしは、ランニングコストがかかるので、編集者個人の方が始めたGentle music magazineでは間尺に合いません。

で、そのセキュリティが相当に高く確保できて、パソコンで読んでいただけるクラウド型の電子書籍の販売、認証、表示系の各工程を既存の技術をうまく組み合わせながら、コアの部分は開発を行って、PC版電子書籍という形でリーズナブルに提供することがようやくできました。

先に書いたようにクラウド型の電子書籍ですので、ブラウザでマイ本棚に登録した書籍を読んでいただけるのですが、そのアプローチだとAndroid搭載のスマートフォン各種でもちゃんと読めるのです。

これで事実上、Gentle music magazineはiPhone/iPad/iPod/Android/PCと全ての端末で読めるミュージックマガジンとなり一気に読んでいただけるユーザー層が広がります。

さて、課題は告知広報活動です。

これから、色々と宣伝していかなくては！

買ってみたいという方はGentle music magazine for PCサイトへ